少し昔話をしますと、世界で最初の生協は1844年にイギリス・マンチェスター市の郊外にあるロッジデールという町にできたと言われています。産業革命の真っ只中、労働者たちが高い物価や粗悪品に苦しむ中で、ロバート・オーエンが『もうけによって動くしくみを生産者の協同、消費者の協同のしくみによって正そう』と提唱し、「ロッジデール公正開拓者組合」がつくられ、一人1ポンドの出資金で約10坪の小さな店が開かれたそうです。同じように、私たちのグループ生協である「めいきん生協」も、もともとは名古屋の主婦が協力して、安心して飲める牛乳を探し求めてメーカーとの取引(共同購入)を始めたのがきっかけで誕生しました。このように、生協とは人々が助け合うことで成り立っている組織であり、いつの時代も安心と安全をお届けする使命を持っているといえます。
安心・安全がベースの生協ですから、商品の研究開発や品質管理には徹底的にこだわっています。さらに、東海エリアの4生協が連帯する組織として、仕入力やマーチャンダイジング力、マンパワーなども格段にアップし、価格の上でも組合員の皆さんに貢献できるようになりつつあります。しかし、これらは生協以外の一般小売店でも、ある程度は力を入れている部分でしょう。では、生協が他と大きく違う点は一体何か?それは、顧客(組合員)との密接なコミュニケーションにあると思います。店舗や宅配の際の会話や「ボイス(要望受付システム)」、時にはクレームをいただく際も、私たちは一つの意見も無駄にすることなくサービスの向上に繋げています。これは、組合員との距離がとても近い生協ならではの存在価値でしょう。新製品の試食モニターや、組合員が実際に生産地へ行き、栽培方法などを確認したり生産者とふれあうツアーなども、私たち独自の試みで、「安心・安全の裏付けになる」「新しい出会いが楽しい」と好評をいただいています。
LOHASと呼ばれるナチュラルな暮らし方が生まれたり、子どものいないご家庭が増えたり、高齢者でも活動的に生活したりと、ライフスタイルは今後ますます多様化していく傾向にあります。
生協は、ひとりひとりの自由な生き方をしっかり見つめて的確なサポートするために、より一層の努力を重ねていくつもりです。その一環として、大変ご好評をいただいている生協のショッピングサイト「e-フレンズ」に続き、今春には衣料品のアウトレットネットショップを立ち上げる計画もあります。
「生協に行けばすべて揃うわ」「生協なら大丈夫」と思い出していただける安心感・信頼感は何よりの財産。私たちはこれからもずっと、助け合い・協同の精神を胸に組合員ひとりひとりの暮らしを支えるお手伝いをしてまいります。
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