あいちのこだわりライフマガジン あいちま
エンジョイ!ブロードバンドLife
プロの撮影&編集テクニックでホームビデオをもっと見やすく楽しく!
 家庭用のホームビデオでここまで撮れちゃうの?! 東海地区で唯一映像学科を擁する「名古屋学芸大学」におじゃまして、プロの撮影テクニックと、ナント!編集テクニックまでも伝授していただきました。
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名古屋学芸大学
今回の取材先はこちら!
名古屋学芸大学におじゃました。

西宮 正明 教授インタビュー
名古屋学芸大学メディア造形学部について
名古屋学芸大学の特色とは
 設備や技術、表現手法が常に変化する映像の世界では、教科書を使うなど一般的な教育構造ではもはや通用しません。ですから、講義は、技術を教える場ではなく、「何をどう表現するのか」というディレクター思考や創造する力を育成する場でなくてはなりません。そのため、本学では、日本人が最も不得意とする抽象的な表現力に着目。アート体操やいろいろな学科とのコラボレーションを実現したユニークな講義を行い、業界のトップを担う人材の育成を図っています。また、講師から助手にいたるまで現役のプロをキャスティングしているため、今の時代の映像思考をダイレクトに学ぶことができます。


授業風景(映画撮影)

映画プロジェクトの撮影風景。



授業風景(写真)
講評風景。課題で提出する写真を選びながら、作品制作のアドバイスを受けています。


授業風景(映画撮影)

映画の授業の演習(撮影)風景。



知って得する撮影方法

インサートカットを撮る
 
インサートカット」とは、編集の際、カットつなぎや場面転換をしやすくするためのイメージカットのこと。メイン画像と関連のある風景やモノ、どこにいれても違和感のないものなどをできるだけたくさん撮影をしておくと編集がスムーズに行えます。詳しくは、「学ぼう、編集のコツをチェック!

カメラアングルでこんなに違う!
  強く見せるには!
  悲しみを伝えるには!
 
実は、カメラは、下から人物を撮ると強く凛々しく、上から撮ると優しく写る特性があります。運動会などでも活用できそうですね!

 
ビデオ撮影のコツ教えちゃいます!
今回お世話になった先生

小高 昭浩 先生( KODAKA AKIHIRO )

2002 年 名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科就任。


小高先生に教わった撮影テクニックを大公開!
見る人のことを考えて全体・詳細を撮影をする

 ついつい写したいものだけを撮影すると意外に不親切な映像になりがち。見る人が楽しいと感じる映像にするためには、「詳細」だけを撮らず「全体」も撮影することが大切。例えば右図のように、スタジオにいる人を撮影するには、人をクローズアップして撮影する(詳細)ほかに、場所全体がわかるように天井の照明などを入れて撮影する(全体を撮る)のがポイントです。
 作品制作中の、3年次 久野仲世さん
全体と詳細を撮影しよう
つい「詳細」画像だけになりがち。
「全体」の映像も撮ることを忘れずに!

被写体のアップは近付いて撮影する

 初心者にありがちなのは、 1つのカットでむやみに“ズーム”を使って寄ったり引いたりする撮り方。意味のない寄りや引きは見る側にとって辛いだけ。ズームを使わず自分で近づくこと。初心者の映像にはアップショットが少ないそう。ちょっと意識するだけで映像にメリハリがついて楽しい作品になります。

撮影ヒント集1「アップってどこまで?」
人物の場合、全身、バストアップ、顔の3つを意識する。
人物をアップにするときは足の方から切って頭ははみ出さないようにすること。
商品やお花などは、思い切って画面からはみ出すくらいアップでも OK!
 作品制作中の、3年次 小倉明子さん
被写体のアップは近付いて撮影しよう
写真(右)の彼女を撮るのに、実はこんなに近づいています!初心者なら、アップはズームを使わず自分で近づくのが鉄則。ズームは手ぶれの原因になるそうです。
人物の場合、全身、バストアップ、顔の3つを意識する。

構図を考えて撮影する

 大きな建物を撮影する場合などは、正面よりサイド、上よりも下から撮影するというように全体が入るような工夫をすると見やすい構図になります。

構図を考えて撮影
学校の正門からさらに外へ。この位置で斜め下方向から撮影。ようやく全体が入りました。

手ぶれを防ぐためのコツ

 手ぶれを防止するためには面倒くさがらず三脚を立てて撮影するのが得策。どうしても手持ちで撮影するときは、脇を締めて撮影すると手ぶれの防止になります。

撮影ヒント集2「三脚の高さって?」
建物など高いものを撮影するときは三脚を思いきって低くして撮ると手ぶれだけでなく構図も安定します。
手ぶれ防止は「三脚」を利用
手ぶれ防止は「三脚」を利用して!

効果的にパノラマ撮影する

 ビデオ撮影はカメラを左右に振らないのが原則ですが、広い景色を見せたいとき(左右)、高さを見せたいとき(上下)などは特別。撮りたい場所を決めたら最初と最後に10秒ずつ静止画面を入れて、ゆっくりカメラを振りましょう。カメラを左右に振ることをパンディング(パン)、上下に振ることをチルトと呼びます。

撮影ヒント集3「パン・チルトで人物を撮るときって?」
もしも「パン」の最中に撮りたい人物が写らなくなったら!
被写体がカメラに収まらなくても慌てずできるだけゆっくり追いかけること。
   
隣の人物へ「パン」したら身長が合わず顔が画面から外れてしまった。
顔の位置へ面倒くさがらずカメラを移動すること。単純だけど忘れがちです。
   
チルトで人物を撮ると効果的なのはどんなとき?
チルトでは高さや上下の位置関係を表現できるので、風景や建物から人物へチルトすると、場面がわかりやすくなります。
パンとチルト
10秒の静止部分があると編集のつなぎが滑らかに。

ズームを使って背景をぼかす

 被写体を効果的に印象付けるために、ズームとフォーカスを使い背景や前景をぼかす手法があります。

ぼかし方…オートフォーカスで被写体の画面の真ん中でズームを行い、次にマニュアルフォーカス(手動)のボタンを押し、ゆっくり引き立たせたい被写体に焦点を合わせます。

背景をぼかす
写真(左)は、マニュアルフォーカスにした状態。
写真(右)は、背景をぼかして被写体に焦点が合ったところ。

※今回使ったソフトは、 Windows XPに搭載されている「ムービーメーカー」。


ムービーメーカーの画面

ムービーメーカーの画面


ムービーのトリミング


先生の教えにしたがい、編集に挑戦!


真剣なハナちゃん

真剣なハナちゃん


ハナちゃん編集「追跡!あいちまスペシャル」
ハナちゃん編集映像
「追跡!あいちまスペシャル」

 
これだけ知っておけば大丈夫!はじめての編集テクニック!
今回お世話になった先生

伏木 啓 先生( FUSHIKI KEI )
名古屋学芸大学メディア造形学部助手。名古屋大学非常勤講師。
2001年武蔵野美術大学大学院造形研究科修了後、映像を用いた様々な手法の作品を制作。


ビデオカメラとパソコンを DVケーブルでつないだところ
ビデオカメラとパソコンを DVケーブルでつなぎ、
「ムービーメーカー」を起動すれば、今すぐはじめられ使い方もカンタンです。

伏木先生に教わった編集テクニックを大公開!
編集ってどうやればいいの?

 まずは撮影したテープを、全体のストーリーを考えながら必要な部分だけを切り抜き、順番を変えるなどして見やすく構成してみましょう。これをトリミングといいます。トリミングした部分以外は表示されなくなりますが、元の映像は残っているので何度でもやり直しOK。カットの前後は、使いたい映像より長めに切り取りましょう!
のりしろ
カットとカットの間には、のりしろにあたる部分を作るのがコツ。人に見せるための作品づくりでは「いいとこ取り」で 3分ぐらいにまとめるのがベター。

ズバリ編集上手になるコツは?

 「同じポジションで撮影したカットを連続してつながない」ということ。このルールを守り、寄り(アップ)、引き(遠)、寄り…と「遠」「近」「接」を上手く組み合わせつなげるとメリハリが出るだけでなく、映像のつながりが自然になり、プロの編集に一歩近づきますよ!
「遠」「近」「接」を上手く組み合わせてつなげましょう
「同じポジションのカット写真は連続して使わない」が編集のルール!

場面の違うカットを上手くつなげるには?

 例えば「朝」から「夜」と一見違和感のあるカットをつなぐときに活躍するのが撮影時に取り置きしたイメージカット。「朝」と「夜」のカットの間に、例えば「時計」のイメージカットをインサートするだけで時間の経過を表現することができ、カットとカットのつながりがスムーズになります。 撮影時に、メインの映像と関連のある風景、物、人などを、できるだけたくさん撮っておきましょう。
イメージカットを上手に使おう
インサートカット」はカットつなぎの救世主!

作品っぽく仕上げるには?

 「ムービーメーカー」にはタイトルやクレジット、テロップなどを映像の上に載せる機能がついているので、ワープロ感覚で色やフォントを自由に選択でき、カンタンに作ることができます。
タイトルやテロップを入れよう
ちょっとした工夫で作品っぽく仕上がる!

特殊効果の使いすぎはダメってホント?

 「ムービーメーカー」にはフェードインフェードアウトといった様々な特殊効果をつけられる機能がありますが、プロのようにスマートに仕上げたいなら、多様は禁物!できるだけ自然に映像をつなぎましょう。

特殊効果の多様は禁物。自然に映像をつなげよう
特殊効果の多用より見る人が楽しめる映像を作ることが大切!

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