岡崎城の名物オジサマ近藤さん
あ〜!近藤さんがあんなに 遠くにいっちゃた〜!! 人気者の取材はつらいですね。
岡崎城内の案内係を務めてはや21年の近藤さんは、とにかく知識が深くて広いっ!歴史について、どんな質問をしてもサラリと答えてしまうんです。さらにお人柄がいいものだから、過去には多くのTV・雑誌の取材で引っ張りダコになったこともあったそう。 お城を訪れるお客様にも、近藤さんの魅力はすぐに伝わるようで、近藤さんとマンツーマンの取材中なのに、「あら。私もこの方のお話が聞きたいわ!」という人がドドッと集まってきて、あっという間に近藤さんを奪われてしまった場面も。でも、近藤さん独特の語り調子はとても楽しく、例えば史料の説明中に『♪…ですが私はその時代の「生き証人」ではありませんので、真実かどうかは存じませ〜ん♪』なんてジョークも交え、聞いている人たちの笑いを誘っちゃったりするんです。「近藤さん人気沸騰中!」を目の当たりにした1コマでした。
それは昭和57年頃のこと。近藤さんが、いつもの名調子で城内の展示物を説明していて、「織田信長が吹いたとされる笛」がある場所に来たその時。お客様のひとりがやにわに「…あのぅ、私実は…」と言いながら上着の内側に縫い込まれた「織田」という名前を見せてくれたのです!お話を伺うと、どうもその方は名字の示す通り、織田信長の子孫にあたる方だったとか。
これには近藤さんもびっくりされたそう。最近では山形藩の武士の末裔の方が来城されたそう。名だたる歴史のあるところには、趣深い方が集まるものですね。