心を語るミュージアム

この美術博物館の愛称は「マインドスケープ・ミュージアム」。
「マインドスケープ」とは、心の形・心の風景を意味する造語です。つまりここは、感じるままに美術に触れることができる空間。その象徴ともいえる作品が「人間と精神のための椅子」。通常の大きさで、実際に座ることのできる「人のための椅子」と、頭上9メートルの高さにある「心のための椅子」。この2つから構成される巨大なオブジェは、人間本来の心の在り方を問い直しているかのようです。
肉体と精神、理想と現実、過去と未来、日常と非日常・・・見る人や精神状態によって、幾通りにも映し出される心の風景。テーマに沿って紹介される数々の作品は、対極にある2つの世界を垣間見せてくれます。
また、岡崎に生まれた徳川家康の時代も重要なテーマのひとつ。
彼が活躍した16〜17世紀を、大胆にも「16.5世紀」というコンセプトに置き換え、同時期に世界各地で生まれた新しい文化や様式(バロック)のエッセンスをちりばめた作品も随時紹介。
既成概念にとらわれることなく、コンセプトや企画を重視したミュージアムは稀有と言えます。

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