大幸川は本来さらに西に向っていたようですが、一七八四年(天明四年)に流路を変更し、当時御用水と呼ばれた黒川の前身となる流れに結び付けられました。
最終的に大幸川は、名古屋城の西、かつての堀川の堀留(堀の終点)の先に流れがつながります。
堀留のすぐ上手に今も大幸橋と呼ばれる橋が残っているのは、大幸川が由縁となっているのです。
東区の「大幸」と離れた場所に「大幸橋」が存在するのは、こういう訳なのです。それぞれが「大幸川」に由来しているのですね。
これまで大幸川の流れを追ってきました。今はもうその流れる姿を目の当たりにすることは無くなり、その名を知る人も少なくなった川です。とはいえ、かつての名残が名古屋市内の各所に地形や地名として残っています。
馴染みのある地名や地形を、こんなふうに見直すのもとても面白いことだと思いませんか。
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