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コラム庄内用水を辿る 第5話 中村区を流れる庄内用水
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 康生通三丁目の三差路を渡った庄内用水はちょうど国道22号線と平行に南西に向かっています。
 かつての美濃街道を八坂交差点の近くで横切ったあたりで、水の流れは枇杷島スポーツセンタの敷地に入り見えなくなってしまいます。
 次に地表に現れた庄内用水は、栄生(さこう)と枇杷島の境を自然な川の流れのようなうねりのある川筋を描いて、西南西に向っています。
 ちょうどこのあたりでは名鉄名古屋本線・JR東海道本線・東海道新幹線のガードの下をくぐり抜けていきます。
 現代のテクノロジーの象徴と近世の農業用水の取り合わせも、絵になるような気がするものです。
 塩池町に入るとしばらく庄内用水は田園地帯の中を行きますが、大きな道路に至ると突然見えなくなってしまいます。
 次に地表に現れるのは、日比津公園を過ぎ、日比津町とその西の諏訪町の境あたりです。
 ところで、日比津町はかつては泥津(ひじつ)と呼ばれたといいます。
 この名の由来は、泥江(ひじえ)に出来た庄内川の川港(=津)ということで泥津の名がついたというものです。
 おそらく中世の頃からか、庄内川対岸の萱津に向けた港町として発展してきたのでしょう。かつての集落に入ると定徳寺・大円寺などの立派な寺院、そして古い家並みに昔日を感じさせるものがあります。

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