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コラム庄内用水を辿る 第7話 庄内用水西井筋
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 日比津町の西側で表に現れた中井筋と離れてそのまま道路下を南西に向かい中村高校の東側を南下していくのが、庄内用水西井筋です。またの名を稲葉地川といいます。
 ちょうど庄内川の流れに沿うように曲線を描いて流れていることから見ると、かつての庄内川の河道そのものであるのでしょう。
 他にもこの稲葉地川が中世の頃の庄内川の名残りであったことが推定される理由として、用水のすぐ東側にある明神社(中村区東宿町)が萱津の東宿跡であること、萱津と萱津の東宿とは庄内川をはさんだ対岸にあったこと、そして庄内川は昔は今より東側に流れていたという記録等が残っていることがあげられます。
 さて、庄内用水西井筋はその別名を稲葉地川というとおり、稲葉地町の地内を通り抜けていきます。
 この周りは最近美しい遊歩道に改修されました。
 南に下ると岩塚においてかつての佐屋街道と交差し、その交差点に岩塚石橋の名を残しています。
 ひたすら道路の下を流れてきた稲葉地川が表に出るのは、近鉄・JR八田駅の西、野田の周辺になります。
 野田、打出、法華と流れる間、ある時は開渠の流れであったり、遊歩道として整備されたり様々な顔を見せてくれます。
 国道1号線の周りに来ると、江戸時代後期の自然の海岸線のあった地点らしく流れも非常に遅くなってしまいます。
 これから先もほぼ真直ぐ南に向い、庄内川の河口付近で合流し用水としての使命を終えます。

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