都築香代子さん、68歳。現在、名古屋市昭和区で一人暮らしをしている。ご主人は、1年半前他界。子供達は、それぞれの家庭を持ち、幸せに生きている。もちろん、お母さんのところには、よく顔を出す。旅行にも一緒に行く。

都築さんの一人暮らしは、実に楽しそうだ。「夕食は、自分の為だけでもきちんと作るんです。昨日は、ワインとイタリアン」「今日は、サッカーのある日だから、テレビの前にお酒とお料理をちゃんと用意して、大声出して応援するの」と舌を出す。

都築さんが、「人生をかけた趣味」と言うのは、「シルクロードの旅」。何十回にも分け、シルクロードを歩いてきた。都築さんをそこまで夢中にさせるシルクロードの魅力とは、いったい何なのか?危険を冒したこともある、凍傷にかかり、足切断寸前までいったこともある、各国の厳しい現実も見てきた。でも、都築さんは、足を止めない。

そして、各国で様々な出会いがあった。スペインに行った時に出会った「フラメンコ」。以来、18年間、彼女はフラメンコを習い続けている。

自分が歩いた道を少しづつ塗りつぶした地図を見ると、日本に近くなればなるほど塗られている道が少ない。訳を聞いてみると、「近いところは、もっと年をとってからでも行けるでしょ。今しか行けないところを歩くの」と。自分の体力とのにらめっこ。都築さんにとって「シルクロードの旅」は、まさに人生そのものなのだ。

取材協力

松下幸恵フラメンコスタジオ
エル・カポーテ
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